Fのブルース(F Key の Blues)って、どんな曲があるの?
そんなジャズ初心者の疑問を解消することを目的に、ジャムセッション定番のFのジャズブルースの曲について、紹介します。
ジャズ・スタンダード・バイブル(通称:黒本)に掲載されているFブルース曲をピックアップして、それぞれ2つの音源を紹介します。
ジャズを演奏する(演奏したい)初心者向けに書いていますが、リスナーの方も新たな気づきが得られると思いますので、良かったら参考にしてください。
最後に80曲以上のFブルースを集めた再生リストもありますので、是非活用ください。
Bags’ Groove
ジャズの演奏を始めた初心者の方に優しいように、演奏しやすい順で紹介していきます。
まずは、ミルトジャクソン作曲のバグズグルーブ(Bags’ Groove)です。
黒本1冊目に収録されています。
ブルースは、通常12小節ですが、4小節フレーズを3回繰り返すので、演奏しやすさナンバー1だと思いますので、是非初心者が最初に取り組みたい曲です。
ミルトジャクソンの演奏はこちらになるのですが、テーマが16分音符で演奏にくいと思うので、8分音符で演奏することをお勧めします。(黒本は16分音符ですが)
参考に8分音符の音源を付けておきます。
これでかなり優しくなりますよね!
Now’s The Time
次は、チャーリーパーカー作曲のナウズザタイム(Now’s The Time)です。
黒本1冊目に収録されています。
初心者がチャーリーパーカーのアドリブを真似をしようとしてもハードルが高すぎますが、このテーマは分かりやすくて、まずは覚えたい曲です。
Fブルースでアドリブができるようになれば、テーマを覚えた曲の数だけ、演奏できるレパートリーが増えていくので、少しづつ覚えてしまいましょう!
ハンクジョーンズのピアノトリオ演奏のバージョンもどうぞ!
Cool Struttin’
次は、ソニークラーク作曲のクールなアルバムジャケットで有名なクールストラッキン(Cool Struttin’)です。
こちらは、黒本の2冊目に収録されています。
Fメジャーブルースにマイナーブルーススケールのメロディーとなっていて、とてもブルージーな曲です。
このメロディーは、アドリブをする上でも参考にしたいところです。
このベニーグリーンのバージョンもどうぞ!
Au Privave
次は、またチャーリーパーカー作曲のAu Privaveです。
黒本1冊目に収録されています。
この曲を聴くと、ブルースを絶対侮ってはいけないと感じます。
このリズムの取り方が絶妙で、めっちゃ格好良い曲となっています。
チャーリーパーカーの天才的なセンスには、ほんと脱帽です。
このハンクモブレーバージョンもどうぞ!
Billie’s Bounce
次もチャーリーパーカー作曲でビリーズバウンズ(Billie’s Bounce)です。
黒本1冊目に収録されています。
ブルースという枠組みのなかで、ここまで格好良い曲が作曲できるということを勉強させられる1曲だと思います。
オルガンのジミースミスのジャムセッション感たっぷりのこのバージョンをどうぞ!
Straight No Chaser
次は、セロニアス・モンクのストレートノーチェーサー(Straight No Chaser)です。
黒本1冊目に収録されています。
この曲もセッションでよく演奏される曲です。
半音で動くメロディーが独特で、怪しい雰囲気がとても格好良い曲です。
キャノンボールアダレイのこのバージョンもどうぞ!
Blues for Alice
次は、チャーリーパーカー作曲のブルースフォーアリス(Blues for Alice)です。
こちらは、黒本2冊目に収録されています。
チャーリーパーカーのどこか可愛げのある曲となっています。
ギターのマークホイップフィールドのバージョンもどうぞ!
最後に(80曲以上集めた再生リストを用意しています)
この企画を考えるに当たって多くのFブルースを聴いたのですが、折角なのでyoutubeの再生リストにして公開することにしました。
初心者のみならず、中級・上級者にも参考になるかもしれない、この再生リストを是非お聴きください。
ヤキマクブログと連動したYoutubeチャネルを作っていますので、どうぞ!
黒本に掲載されていないFのブルースの曲なども少し入れています。
また関連記事として、枯葉を聴こうやアドリブのやり方のステップなども紹介していますので、参考にしてください。
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