【ジャムセッション定番曲】枯葉(autumn leaves)を聴こう

名盤名曲
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当ブログに人気記事に「Fのブルースを聴こう!」がありますが、ブルース同様にジャズを志す多くの人が最初に取り組むジャズスタンダードの定番曲である枯葉(autumn leaves)を紹介する記事を書きたいと思います。

シンプルな構成の曲であることからジャズ初心者の入門曲である一方で、上級者にとってもインプロビゼーションの可能性が試される曲であり、多くのジャズミュージシャン達が素晴らしい録音を残しています。

マイルス・デイビス

キャノンボールアダレイ

ビルエバンス

ウイントンケリー

などなど

それらの数ある枯葉の録音の中から、超定番の音源楽器毎のおすすめバージョンの紹介しますので、参考にして頂ければと思います。

また最後には、70曲以上集めたyoutubeの再生リストを付けていますので、自分好みの枯葉を見つけるための参考情報になると思いますので、ご確認ください。

きっと何か新たな気づき(Somethin’ else ?)が見つかると思います。

ジャズの演奏を勉強されている方をメインの対象に記事を作成していますが、ジャズを聴くことを趣味とされている方にも参考になると思いますので、好きな楽器など気になる部分だけでもチェックして頂ければと思います。

枯葉(autumn leaves)について

1945年にジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma)が作曲した世界的にも有名なスタンダード。ジャズの素材として多くのミュージシャンがカバーをして、数えきれないほどのレコーディングが存在することで知られています。

次に参考に枯葉のコード進行について紹介します。(よくご存じの方は、読み飛ばしてください)

下の楽譜が枯葉のコード進行です。一般的なGmキーでコンサートキー(In C)で記載しています。

Cm7 – F7 – Bb△7 – Eb△7のところは、Bbメジャー(長調)の2-5-1進行。

Am7(b5) – D7 – Gmのところは、Gマイナー(短調)の2-5-1進行。

このメジャー(長調)とマイナー(短調)の2-5-1進行が交互に繰り返されるとてもシンプルな構成となっています。

「Cパート」は終止感のある変化(Gm7 – G♭7 – Fm7 – E7 – E♭7 – D7と半音づつ下降する美しいライン)がありますが、基本的にはGマイナーと考えても何とか対処可能と思います。

超定番2選

キャノンボールアダレイ Somethin’ Else

枯葉を最も有名なジャズスタンダートにしたのは、この録音があったからではないでしょうか。

まずは、そんな超有名な超定番であるキャノンボールアダレイ名義の名盤「Somethin’ Else」に収録されたバージョンです。

キャノンボールアダレイ名義ではありますので、実質のリーダは、マイルスデイビスだと言われています。

チェットベーカー She Was Too Good To Me

次に紹介するのは、チェットベーカーが1974年に録音した「She Was Too Good To Me」のバージョンです。

このアルバム、参加している面子が凄いんです。

アルトサックスはポールデスモンド、ピアノはボブジェームス、ベースはロンカーター、ドラムはスティーブガットなど。

1950年代から活動する実力者のチェットベーカー、ボールデスモンド、ロンカーターに、その後ジャズ・フィージョンをけん引することになる当時若手だったボブジェームスとスティーブガットが入ったこのバージョンです。

ジャズ史に残る名演と言っても良いのでは?

と思ったので、定番として紹介しました。

このバージョンは、Gmではなく、Fmで演奏されています。

楽器別おすすめ

ピアノ

ピアノのおすすめ1曲目は、超定番と言っても良いほど有名なビルエバンスのバージョンです。

「ポートレート・イン・ジャズ」というアルバムに収録されています。

ピアノのおすすめ2曲目は、ウイントンケリーのアルバム「フル・ビュー」に収録されたバージョンです。

ビルエバンスと違って、リラックスして聴けるのではないでしょうか?

ピアノのバージョンは、本当にたくさんあるので、もっと深く知りたい方は、最後に付けている枯葉全集の再生リストを是非確認ください!

ギター

ギターのおすすめ1曲目は、ジムホールとロンカーターのデュオのバージョンです。

ギターのおすすめ2曲目は、ケニーバレルのバージョンです。

ちなみにギターの方は、ボーカルで紹介しているサラボーンのバージョンに参加しているジムホールの演奏なども是非聴いてください。

テナーサックス

テナーサックスのおすすめ1曲目は、ズートシムズとアルコーンの2テナーでバージョンです。

二人の息の合った掛け合いは聴きごたえがあります。

テナーサックスのおすすめ2曲目は、ソニースティットとジーンアモンズの2テナーのバージョンです。

アルトサックス

アルトサックスのおすすめ1曲目は、アートペッパーのバージョンです。

ゆったりと落ち着いた雰囲気から次第に感情が溢れ出すエモーショナルな好演だと思います。

このバージョンは、アルトのAmなので、コンサートキーのCmで演奏しています。

アルトサックスのおすすめ2曲目は、フィルウッズとベンジャミンコッペルの2アルトのバージョンです。

テーマ部分の2人の掛け合い、オブリガードの入れ方など、めっちゃ格好いいです!

フルート

フルートのおすすめは、ジェレミー・スタイグがビルエバンスと共演したバージョンです。

クラリネット

クラリネットは、バディ・デフランコのバージョンです。

トランペット

トランペットのおすすめ1曲目は、ウイントン・マルサリスのバージョンです。

リズムの変化が非常に面白いバージョンになっています。

トランペットのおすすめ2曲目は、ケニードーハムにしました。

バイオリン

ジャズバイオリンと言えば、この人、ステファングラッペリのバージョンをどうぞ。

ボーカル

女性ボーカルは、サラボーンのバージョンです。

こちらは、高速バージョンで、サラボーンの圧巻のスキャットが聴けます!

ギターのところでも触れましたが、ジムホールのギターも聴きごたえがあります!

男性ボーカルは、ナットキングコールのバージョンをどうぞ。

枯葉全集(70曲以上集めた再生リスト)

ジャズがメインですが、中にはエリッククラプトンのバージョンなども含めています。

ピアノやサックスやトランペットなど、他にもたくさん素晴らしい音源が含まれています。

もっと枯葉を極めたいという方は、是非、下の再生リストを覗いてみてください!

70曲以上ありますので、あなたが求める理想の枯葉が見つけてみては、いかかでしょうか?

最後まで読んで頂きありがとうございます。


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