ジャズのアドリブのやり方の記事で説明したペンタトニックスケールについて、12Keyすべての調に移調した譜面(スコア)のPDFファイルを作成しました。
ジャズのアドリブを勉強している人の参考になると思いますので、共有します。
5音のみのシンプルバージョンと、サックスの通常音域を網羅するバージョンの2つを用意しましたので、目的に合わせてご活用ください。
まずこの譜面(スコア)利用シーンについて、記載します。
ペンタトニック12Keyの利用シーン
アドリブ基礎練習
ペンタトニックスケールは、ジャズ初心者にとって、アドリブ演奏の入り口として、とても便利なスケールです。
是非いろんなキー(調)で演奏できるように基礎練習に中に取り入れたいところです。
まずは、セッションでよく演奏されるジャズスタンダードに多いキー(調)のFメジャー(Dマイナー)、Bbメジャー(Gマイナー)、Cメジャー(Aマイナー)、Ebメジャー(Cマイナー)辺りを少しづつ覚えると良いと思います。
慣れていない調のアドリブをする場合
セッションになどで、慣れていないキー(調)の曲のアドリブをする場合など、コードやスケールでのアドリブに不安がある場合に、ペンタトニックスケールに頼って、乗り切りましょう!
そんな時に咄嗟に思い出せるようにするために、pdfファイルを印刷して紙で持っておくと役立つと思います。
アドリブに変化を付けるために使用する
コードやスケールを使ったアドリブができるようになった後でも、アドリブの内容に変化を付けることを目的として、部分的にペンタトニックスケールで演奏すると良いでしょう!
中級者もアドリブ練習で活用して頂ければと思います。
ペンタトニックスケールでの演奏のヒント
ルートの音を基準にフレーズを創る
ペンタトニックスケールを使ったアドリブでは、ルートの音で始まって、最後ルートに戻るようなフレーズにすることで、調性が明確となり、フレーズの始まりと終わりが分かりやすいアドリブが可能になるように感じます。
すべての音を使わず、まず2~3個から
最初は、R(ルート)、13(=6度)の音、M3(=長3度)あたりの音だけを使ってアドリブしてみて、それから9(=2度)の音、P5(完全5度)を追加していくと良いと思います。
参考になる動画を紹介します。
ペンタトニックスケールのみで格好良いアドリブを行う例として、是非にチェックしてみてください。
Dマイナーペンタトニックの演奏例ですので、下の楽譜ですとGメジャーペンタトニックと同じ音(M3から始める)になります。
慣れてきたら、ブルーノート(短3度)を追加
ペンタトニックの5つの音に慣れてきましたら、ブルーノート(短3度)の音を追加することで、ブルージーなアドリブが可能になります。
ペンタトニック 12キー イメージ画像
5音のみ シンプル版 イメージ画像
サックス全音域 12キー イメージ画像 サックス奏者向け
ペンタトニック PDFファイルのダウンロード
5音のみ 12キー シンプル版 pdfファイル
サックス全音域 12キー pdfファイル サックス奏者向け
ヤキマクブログでは、ジャズのアドリブ初心者向けにアドリブのやり方の段階(ステップ)やジャズの演奏に必要な知識体系などの記事を公開していますので、こちらも是非参考にしてください。
ジャズのアドリブに関する記事は、こちらにまとめていますので、ご確認頂ければと思います。
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