【ジャズリックス(#5)】チャーリーパーカーの2-5-1フレーズより

アドリブノウハウ
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ジャズリックス記事の第5弾は、チャーリーパーカーの2-5-1フレーズを紹介します。

ジャズリックス偉大なジャズミュージシャン(ジャズジャイアント)の演奏した名曲・名盤で中から、実際にアドリブで使いやすいと思ったフレーズを紹介していますので、ジャズのアドリブを勉強されている方は、是非参考にしてください。

第4弾までは、アドリブフレーズから選択していましたが、今回は、メロディーの中に含まれているアドリブに活用しやすいと思った美味しいフレーズを紹介させていただきます。

もともとDONNA LEE(ドナリー)という曲は、メロディー自体がビバップのアドリブ例のようなものなので、このメロディーを参考にすると良いと思ったわけです。

では早速私がスコアにした譜面を使って紹介していきます。

Jazz licks(#5) from “Donna Lee” by Charlie Parker

では、私が採譜して、12キーに移調したチャーリーパーカーの2-5-1フレーズのスコアを下に貼り付けます。

一番最初のDm7-G7-CM7のところにコードに対する度数の補足を少し書き込んだのですが、各コードの最初の音が3度の音になっています。

この3度の音を繋ぐフレーズは、コードの流れが強調されてコード感のあるフレーズになるので、使いやすいと思っています。

このようなフレーズを手癖になるくらい練習しておくと、アドリブの実践で便利に活用できると思うので、覚えておきたいフレーズです。

また最初の音(Dm7の3度であるF)は、G7の7度でもあるので、「Dm7-G7」を「G7一発」と捉えて演奏しても違和感なくハマるので、このようなフレーズはとても使いやすいと感じています。

あと特徴的な音として、ドミナントコード(1行目ではG7のところ)の3~4拍目の音に着目してください。

3泊目の3連符の3つの音は、b9と#9でオルタード。

4拍目は、ルート、7度で下降して、

次のトニックコード(1行目ではCM7)の3度に着地するお手本のようなフレーズになっています。

まずこのドミナントコードの3~4拍目の音だけを練習して、いろんな7thコードで練習しておくのも良いと思います。

チャーリーパーカーが演奏している音源

今回紹介するフレーズは、曲の冒頭にあるフレーズですので、開始位置は0:00から再生してOKです。

1点補足なのですが、実際のDonna Leeは、私と紹介したスコアとは違って、2拍ずれた感じで演奏されています。

私が、2-5-1進行の各コードの3度で繋ぐフレーズとして紹介するために、2拍ずらしたスコアにしていますので、ご注意ください。

この曲にまつわる裏話

このDonna Leeという曲ですが、作曲者について、チャーリーパーカー説とマイルスデイビス説の2つの説があるそうです。

チャーリーパーカー作曲として当時売り出されていたようですが、マイルスデイビスが自叙伝の中で自分が提供した言っていて、はっきりしていないようです。

マイルスデイビス説では、チャーリーパーカーならこんな感じで演奏するというラインをメロディーにしたようなので、チャーリーパーカーの影響が強く出ているフレーズであることは間違いないと思います。

そのため、今回紹介したフレーズは、チャーリーパーカーの2-5-1として紹介させていただきました。

では、今回のフレーズ紹介は、以上にしたいと思います。

当ブログでは、これまでにマイルスデイビスのフレーズなども紹介していますので、他のページも是非参考にして頂ければと思います。

最後まで閲覧ありがとうございました。


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