映画BLUE GIANTでジャズに興味を持った人にお薦めする曲9選

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2023年2月17日に公開されましたジャズアニメ映画BLUE GIANTを観てジャズに興味を持った人に、ジャズファン歴30年のヤキマクがお薦めする曲を紹介します。

この映画の音楽を担当されている上原ひろみさんが作曲されたサウンドトラックを聴いて、もっとジャズを聴いてみたいと思った人を想定して、私がお勧めしたい9曲を選曲しました。

私が作成したYoutube再生リストで曲を楽しみながら、選曲した理由などの説明を閲覧して頂けばと思います。

おすすめ曲のYoutube再生リスト(9曲まとめ)

先日、私も映画BLUE GIANTを映画館で鑑賞してきたのですが、ジャズの魅力が本当にたっぷり詰まった作品で感動できました。

ジャズを聴き始めて約30年、ジャズサックスを実際に勉強してジャムセッションで演奏している、BLUE GIANTの原作も読んでいて、既にジャズに魅了されている私としては、このジャズの魅力をうまく伝えてくれていることをとても嬉しく感じました。

少し横道にそれましたが、では私がお勧めする曲を選曲した理由について少し説明します。

劇中に流れるジャズピアニスト上原ひろみさんの曲で、宮本大くんのバンドJASSが演奏する「FIRST NOTE」「N.E.W」などは、とても激しいゴリゴリとした曲でしたが、その雰囲気に近い曲を中心に選曲しました。

緊張感の高いゴリゴリとした曲ばかりでは長く聴くと辛いため、緩急を意識して少し落ち着ける曲を加えてまとめています。

Wayne Shorter – Night Dreamer

1964年4月に録音されたウェイン・ショーターのアルバム「ナイト・ドリーマー」から「Black Nile」とタイトル曲の「Night Dreamer」です。

演奏者は、次のメンバーになります。

Lee Morgan, trumpet
Wayne Shorter, tenor sax
McCoy Tyner, piano
Reggie Workman, bass
Elvin Jones, drums

Wayne Shorter – Adam’s Apple

1966年2月に録音されたウェイン・ショーターのアルバム「Adam’s Apple」から「Footprints」とタイトル曲の「Adam’s Apple」です。

演奏者は、次のメンバーになります。

Wayne Shorter, tenor sax
Herbie Hancock, piano
Reginald Workman, bass
Joe Chambers, drums

Chick Corea – Tones For Joan’s Bones

1966年12月に録音されたチックコリアのアルバム「Tones For Joan’s Bones」より「Straight Up And Down」です。

演奏者は、次のメンバーになります。

Woody Shaw Jr., trumpet
Joe Farrell, tenor sax
Chick Corea, piano
Steve Swallow, bass
Joe Chambers, drums

Chick Corea – Now He Sings, Now He Sobs

1968年3月に録音されたチックコリアのアルバム「Now He Sings, Now He Sobs」より「Steps – What Was」です。

演奏者は、次のメンバーになります。

Chick Corea, piano
Miroslav Vitous, bass
Roy Haynes, drums

John Coltrane – Impressions

1962年6月録音のジョンコルトレーンのアルバム「Coltrane(Deluxe Edition)」より「Impressions」です。

演奏者は、次のメンバーになります。

John Coltrane, tenor sax
McCoy Tyner, piano
Jimmy Garrison, bass
Elvin Jones, drums

この曲は、BLUE GIANTのサントラにも収録されていて、映画では宮本大くんが東京に出てくるシーンでipodで聴いていた曲です。

そのオリジナルであるジョンコルトレーンの演奏を参考に選曲してみました。

コルトレーンがテナーサックスで演奏していて、比較的聴きやすいバージョンを持ってきましたが、いかがでしょうか。

宮本大くんの目指す世界一は、この延長線上にあるのかもしれないですね。

McCoy Tyner – The Real McCoy

1967年4月録音のマッコイターナーのアルバム「The Real McCoy」より「Passion Dance」と「Search For Peace」です。

演奏者は、次のメンバーになります。

Joe Henderson, tenor sax
McCoy Tyner, piano
Ron Carter, bass
Elvin Jones, drums

終わりに

この記事を書き始めて再生リストを作成した後だったのですが、で2023年3月2日のウェイン・ショーターの訃報ニュースで伝えられたことから、追悼の意味も含む記事となりました。

再生リストの前半4曲は、ウェイン・ショーターがテナーサックスを演奏しています。

映画のサントラを聴いていて真っ先に思いついたテナーサックス奏者ウェイン・ショーターでした。

それを補う形で、上原ひろみさんの原点にありそうな「チックコリア」、宮本大くんの熱い演奏がインスパイアされたであろう「ジョンコルトレーン」、そのコルトレーンのバンドのピアノでピアニストである「マッコイターナー」を追加してまとめました。

尚、曲紹介の中で、私のこだわりとして、きちんと演奏者と録音された時期を書くようにしています。

これは、演奏者が誰なのかを知って、気になる演奏者がいる場合に、その演奏者が同じ時期にリリースしているアルバムなどを聴くことで、さらにジャズの楽しみが広げることが可能になるからになります。

是非、この演奏者や録音日の情報を活用して楽しんでいただければと思います。

当サイトでは、12枚の名盤が再生可能なハードバップ入門ハービーハンコックの処女航海など他にもジャズの名版や名曲を紹介する記事を書いていますので、是非ご確認ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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