ジャズのアドリブ初心者向けに私が作成したオリジナルのエクササイズ(PDF楽譜)を共有します。
今回は、ジャズスタンダードの枯葉のAパート8小節のコード進行に沿ってコードトーンを演奏するエクササイズとなっています。
対象の楽器はアルトサックスで、ジャズスタンダードバイブル(通称:黒本)のキー(コンサートキーでGm、アルトサックス場合はEm)になります。
サックスなどのリード楽器奏者は、ピアノやギターのようにコードの伴奏をしている訳ではないので、コードを覚えることに苦労されると思います。
今回のエクササイズは、アドリブ初心者がコードトーンを覚えることを目標したスコアになります。
枯葉 Aパート コードトーンエクササイズ
私が作成したコードトーンのエクササイズの楽譜を画像で貼り付けていますので、ご参照ください。
枯葉の最初の8小節を繰り返す形式となっています。
実際のスタンダート曲の枯葉では、Bメロでメジャーとマイナーの2-5-1が入れ替わったり、Cメロで一部展開したりしますが、基本的にはこの8小節のコードトーンを覚えておけば、大部分をカバーできるので、この譜面を参考にしてください。
ダウンロード用 PDFファイル
PDFファイルを下のボタンからダウンロードできますので、ご利用ください。
作成したスコアの解説
1ページ目の解説
前半は、「ルート音から3度」「ルート音から7度」の動きで
後半は、経過音を含んだパターンとなっています。
2ページ目の解説
前半は、「3度から5度」、「7度から5度」の動き
後半は、「ルートから5度へ上昇後、3度へ下降」「ルートから5度へ下降後、7度へ上昇」
3ページ目の解説
コードトーンで上昇、下降するパターンを4つ
ルート音から始まるパターン、3度や7度から始まるパターン
4ページ目の解説
前半は、「5度から3度」「5度から7度」
後半は、「5度から7度に上昇後、3度まで下降」「5度から3度まで上昇、7度からルートに下降」
本スコアの使い方
- (楽譜を見ながら)スコア通りに演奏する
- (楽譜を見ずに)スコア通りに演奏する
- コード単位で順番を組み替えて演奏する(例えば、1小節目、9小節目、3小節目、10小節目・・・のように)
- 私のスコアのパターンは一例なので、他のバリエーションを自分で考えて練習してみる(リズムを変えてみる。3度から7度へ移動する・・など)
- コードトーンを覚えてきたら、コードトーンを使ったアドリブに挑戦してみる
- 更にコードトーンと経過音(頭拍はコードトーン、裏拍に経過音)でパターンを作って練習したり、アドリブしてみる
いまどのコードの何度の音を演奏しているかについて、できる限り意識して演奏することをおすすめします。
全部の音を意識するは難しいので、フレーズの始まりと終わりの音が、どのコードの何度なのかを意識しましょう。
このようなことをいろいろ試していたら、恐らくコードトーンをベースにアドリブをする感覚が少しづつ養われていくと思いますので、チャレンジしてみてください!
尚、今回は、複数小節を跨るようなパターンやアプローチノートは含めていないのですが、また機会を改めて、そのようなパターンの譜面を作成して共有したいと考えていますので、ご期待ください。
当ブログでは、他にもアドリブノウハウに関する記事を投稿していますので、是非参考にして頂ければと思います。
テナーサックスやトランペットのBbキーの楽器向けに移調した譜面も用意しましたので、必要な方はこちらも確認ください。
このソリーロリンズ風のモリタートのアドリブスコアなどもアルトサックスのエクササイズになると思いますので、是非参考にしてください。
ブログランキングに参加しています。応援をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
オンラインレッスンをお探しの方は、第一線で活躍中のプロ講師も登録しているオルコネを要チェック!
コメント