偉大なジャズミュージシャン(ジャズジャイアント)の演奏した名曲・名盤で中から、実際にアドリブで使えそうなフレーズを紹介する記事の第9回目です。
今回は、ハンクモブレーのフレーズを紹介します。
アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズが演奏したNica’s Dreamでハンクモブレーが演奏した格好良いフレーズがてんこ盛りにつめ込まれたリックを取り上げます。
Jazz Licks(#9) from “Nica’s Dream” by Hank Mobley
1小節目は、コードトーンを下降(Fm7の場合、Eb(7th)-C(5th)-Ab(3rd))して、2小節目のコードの5thに着地。
2小節目からアプローチノートでターゲットの音を狙ったようなフレーズの連続。
2小節目の2拍目(Bb7のD(3rd))を狙ってアプローチノートで挟み込んだフレーズ。
3小節目も2拍目(Ebmaj7のG(3rd))を狙ってアプローチノートで挟み込んだフレーズ。
3小節目の3~4拍目も4小節目(C7のE(3rd))を狙ってアプローチノートで挟み込んだフレーズ。
そして最後の4小節目は、コードトーン(C7のE(3rd)-G(5th)-Bb(7th))を駆け上がってから、オルタードテンションを使ったフレーズ。
ビバップをマスターするための最適な教材だと思いますので、練習していきたいと思います。
ハンクモブレーが演奏している音源
今回紹介したフレーズが演奏されている場所に合わせて、2:24を開始位置として貼り付けています。
実際に偉大なジャズミュージシャンが演奏している音を聴いて、ニュアンスを真似ることが大切だと思いますので、何度も聴いて参考にしてください。
参考にCDアルバムのリンクを付けておきます。
では、今回のフレーズ紹介は、以上にしたいと思います。
以前、紹介したハンクモブレーのフレーズもありますので、合わせてご確認ください。
また当ブログでは、マイルスデイビスのフレーズなど他のアーチストのフレーズも紹介していますので、他のページも是非参考にして頂ければと思います。
最後まで閲覧ありがとうございました。
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