ジャズリックス記事の第6弾は、前回のチャーリーパーカーのフレーズに続きまして、ジャッキーマクリーンの2-5-1フレーズを紹介します。
ジャズリックス偉大なジャズミュージシャン(ジャズジャイアント)の演奏した名曲・名盤で中から、実際にアドリブで使いやすいと思ったフレーズを紹介していますので、ジャズのアドリブを勉強されている方は、是非参考にしてください。
今回紹介するフレーズは、ジャッキーマクリーンーのアルバム「Swing Swang Swingin’」に収録されている「I Love You」のアドリブソロで演奏されているフレーズになります。
「Swing Swang Swingin’」は、ワンホーンでスタンダードが収録されたマクリーンの代表作です。バップフレーズのお手本がたくさん詰まった名盤のフレーズ紹介しますので、参考にして頂き、是非マスターしてください。
では、このあとYoutube音源や採譜した譜面を紹介させていただきますので、最後までご覧頂ければと思います。
Jazz Licks(#6) from “I Love You” by Jackie McLean
私が採譜して、12キーに移調したジャッキーマクリーンの2-5-1フレーズのスコアを下に貼り付けます。
ジャッキーマクリーンが演奏している音源
ちょうど紹介しているフレーズが演奏しているところに合わせて、1:43を開始位置として貼り付けています。聴きなおす際、1:43辺りから再生ください。
参考にCDアルバムのリンクを付けておきます。
フレーズの解析
私なりに解析、分析した内容を紹介します。
C#からBに上昇して、Emのコードトーンで降りてくるところは、Em7のコードトーンを中心にしたフレーズです。
次は、A7のC#に向かう挟み込みフレーズ。このようなフレーズを手癖になるまで練習してないと咄嗟には演奏できないと思うので、是非覚えたいですね。
A7の小節のコード中心で、3rdから7th上昇して、rootから半音で7thに下降するパップフレーズ。
DM7の小節では、2~3拍目までは、A7を意識して演奏されていて、DM7のコードトーンに着地しています。
再度のフレーズは、メジャー7thコード(トニック)で使える王道フレーズだと思うので、是非いろんなキーで演奏できるようにマスターしたいフレーズです。
まず通しで練習するのも良いのですが、ここのパートだけ切り出して、アドリブに使えるようにしたい、そんな「美味しいフレーズ」がたくさん詰まった「てんこ盛りの2-5-1フレーズ」になっています。
では、今回のフレーズ紹介は、以上にしたいと思います。
当ブログでは、これまでにマイルスデイビスのフレーズなども紹介していますので、他のページも是非参考にして頂ければと思います。
最後まで閲覧ありがとうございました。
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