最近、デザイン関連の本を読み進めています。
その中でも特に印象に残ったのが、ベストセラーとして知られる 『けっきょく、よはく。』 です。
デザインの世界では「余白が大事」とよく言われますが、この本はその意味を“視覚的に理解できる形”で教えてくれる一冊でした。
本書の特徴:NG と OK を見開きで比較できる
『けっきょく、よはく。』の大きな特徴は、NGデザインとOKデザインが見開きで並んでいる構成です。
素人の目には「NG側でも十分きれいに見える」ものが多いのですが、著者はなぜ OK の方がより適しているのかを、丁寧に言語化してくれています。
読み進めるほどに、
- プロはどこを見ているのか
- 何を基準に判断しているのか
- どんな意図で余白を使っているのか
といった“プロの視点”が自然と理解できるようになります。
余白だけではない。色・写真・レイアウトまで理解が深まる
タイトルは「余白」ですが、実際にはデザイン全体に関わる幅広いテーマが扱われています。
色の使い方
色の組み合わせや強弱のつけ方が、余白とどう関係するのかが分かりやすく解説されています。
写真の扱い方
写真の配置やトリミングも、余白の取り方で印象が大きく変わることが理解できます。
情報の優先順位
余白があることで、どの情報を読ませたいのかが明確になるという“視線誘導”の考え方も学べます。
こうした内容がすべて「余白」とつながっているのが、この本の面白いところです。
余白を“設計する”というプロの視点に驚いた
特に印象に残ったのは、余白そのものを“デザインする”という考え方です。
ただ空いているスペースではなく、
- 情報を整理するための余白
- 視線を誘導するための余白
- 写真や色を引き立てるための余白
といった“意図のある余白”が存在することを知り、プロの仕事の奥深さを感じました。
読み終えて感じたこと
デザインはセンスの世界だと思われがちですが、この本を読むと「理由のある美しさ」が存在することがよく分かります。
NG → OK の比較を通して、
- なぜ OK の方が読みやすいのか
- なぜその配置が適切なのか
といった判断基準が理解できるようになり、初心者でも実践に活かしやすい内容でした。
こんな人におすすめ
- 余白の使い方がよく分からない
- バナーやチラシが“素人っぽく”なってしまう
- Webデザインを勉強中
- 色や写真の扱い方もまとめて理解したい
特に、**「なんとなく違和感があるけど理由が分からない」**という人には刺さる内容です。
まとめ:デザイン初心者にもプロにも役立つ一冊
『けっきょく、よはく。』は、余白を中心にしながらも、色・写真・レイアウトなどデザイン全体の基礎が自然と身につく構成になっています。
デザインを学び始めたばかりの方にも、すでに制作をしている方にもおすすめできる一冊です。

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