偉大なジャズミュージシャン(ジャズジャイアント)の演奏した名曲・名盤で中から、実際にアドリブで使えそうなフレーズを紹介する記事の第二段です。
前回のマイルスデイビスの2-5-1フレーズの記事に続いて、今回は、リーモーガンのアドリブソロからジャズリックを紹介します。
アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズのモーニン(Moanin’)でリーモーガンの圧巻のアドリブソロの中からマイナーの2-5-1で使えそうなフレーズを紹介します。
アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズの代表曲のモーニン(Moanin’)。
ジャズファン以外の人も知っている人が多いのではないでしょうか?
モーニンのテーマが終わった後、アドリブソロの一番バッター、リーモーガンのアドリブソロのフレーズ。
そんな超有名な演奏の中で実際に演奏されているフレーズですので、繰り返し練習して身につけたいと思って譜面にしたものをシェアしますので、ご活用ください。
Jazz licks(#2) from moanin’ by Lee Morgan
一番考えやすい最後の段のAmの2-5-1で少し補足をします。
このフレーズは、Bm7(♭5)の♭5度の音(F)から始まって、スケールを上昇した後、E7の7度の音(D)を頂点としてスケールを下降して、頭拍にしっかりE7の3度の音(G#)を響かせたあと、最後にAm7の3度の音(C)で解決しています。
本当にお手本のようなフレーズだと思いますし、実際聴いていてめっちゃ格好いいんですよね!
ペンタトニック(≒ブルーススケール)を使ったアドリブが続いたあと、このフレーズが効果的に使われて、流れが明確になっていると思います。
リーモーガンが演奏している音源紹介
紹介したフレーズは、1:30付近で演奏されています。
開始位置を1:29に設定して、埋め込んでいますので、繰り返し確認される場合は、1:29に戻して再生してください。
リーモーガンのアドリブソロ全体は、0:59~3:03辺りですので、全体の中でこのフレーズがどのように演奏されているかもチェックされると良いと思います。
参考にCDのリンクも付けておきます。
フレーズの補足説明
紹介したこのフレーズは、マイナーの2-5-1で使えるフレーズです。
実際のモーニンのコード進行(譜面の2段目の場合)では、Cm7-Bb7-A7-D7-Gm7なのですが、マイナー2-5-1と捉えて単純化してAm7(b5)-D7-Gm7で記載しています。
実際のリーモーガンのフレーズは、そのあとに尾ひれがついて長いフレーズになっていますが、2-5の流れがはっきり出ている部分だけ切り取って紹介しています。
短いフレーズを少しづつ覚えて、アドリブで使えるようになることが大切だと思うので、ご活用ください。
ではジャズジャイアントのフレーズの紹介の第二段は以上とさせていただきます。
最後まで閲覧ありがとうございました。
また今後も私が分析しているジャズフレーズを紹介していこうと思います。
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